お知らせ・ご案内(組合主催イベント情報等)


三陸塩竈ひがしもの
「三陸塩竈ひがしもの」とは?
 
いにしえより好漁場として誉れ高い”三陸沖”
 初秋から正月にかけて
 サンマ、イワシ、イカなどの豊富なエサを求めて北上する
 東沖の天然メバチのなかで
 ”鮮度” ”色つや” ”うまみ”などで
 塩釜の買受人の目にかなった "優れもの"
 それが「三陸塩竈ひがしもの」です。
まぐろ延縄船
はえ縄漁業 wmv 758KB をダウンロードします  生マグロの水揚げ日本一を誇る塩釜市魚市場は、初夏から年末の終りにかけて活気づきます。
 黒潮にのって、日本近海を北上してくるメバチマグロを、約300隻近くのまぐろ延縄漁船が、陸から約1500キロも離れた漁場で鮪延縄を仕掛け、漁をします。
 捕れたマグロは、遠洋漁業で捕れるマグロと違い、冷凍されず、生(冷蔵)で塩釜港に届きます。
 このメバチマグロは、塩釜市魚市場に接岸された漁船よりクレーンで吊り上げられ、素早く処理され、広いせり場にところ狭しと並べられます。
 その後、一尾ずつせりに掛けられ、上物でキロ5,000円から3,000円と高値で買受人に競り落とされていきます。
近海物の水揚げとせりの風景

 近海トロール船は、金華山沖の海底を開口板と呼ばれる2枚の板をつけて、主にカレイ類やタラ等の底魚を捕獲し、鮮度の良い状態で毎朝塩釜市魚市場に水揚げしています。
 この他にも北海道や日本海・三陸沖等で捕れた新鮮な物が市場一杯に並べされます。

 


 

冬の旬いろいろ

▲ナメタカレイ
宮城の正月に欠かせない物がナメタカレイです。昔から子持ちのナメタカレイを正月に煮魚として食する風習があるので、年末には一尾?万円物の値がつきます。
 ちなみに北海道ではババカレイと呼ばれているとか・・・。

▲アンコウ
 アンコウは宮城に限らず冬の物の食材で、特に肝が珍重され、鍋物やトモアエ等が好まれて食されます。

▲ノドグロ
 ノドグロは吉次とよく似ており、食感も脂があり、煮魚・焼き魚が美味です。

▲活タコ
 活タコにはミズダコ・真タコ等があり、刺身で食するのはミズダコが美味です。

▲タラ
 魚へんに雪と書くタラ(鱈)は、その字の通り冬においしい魚で、鍋物の主役として、また、バター焼きやムニエル、フライとしてたいへんおいしい魚です。
 低カロリー、高タンパクで世界的に食され、キングオブフィッシュと賞されています。
 

▲マダラ
 マダラの加工用原料は、アメリカ等からの輸入が大半を占めています。
  一塩のマダラ加工生産量は塩釜が日本一で、全国各地の市場や量販店へ出荷をしております。
 

▲生タラ
 塩釜港への生タラの水揚げは、11月~4月が盛漁期です。
 生タラの白子は、酢の物や吸い物に、眞子(卵)は煮付けたり佃煮として、また、身と一緒に同じく鍋物として、おいしくいただけます。

▲カキ
 栄養満点、「海のミルク」とも呼ばれるカキ。宮城のカキは、大粒でふっくらとしたマガキです。
 三陸沖一帯はカキのえさであるプランクトンが豊富で、生育には最適の場です。
 
[ → 季節のたより(春~初夏)へ]